お出かけ日記


平成11年12月10日(金) 磐梯熱海温泉「紅葉館 きらくや」 by M.N.
予約できるサイト
1、往路
 娘と家内と3人で、こちらのページのご好意で、磐梯熱海温泉「紅葉館 きらくや」へいって参りました。 東北新幹線上野駅を1時54分の「やまびこ」で出発、郡山には、3時15分頃到着。
 郡山では、薄皮饅頭で有名な、「柏屋」の本店へ。娘と家内は、大の甘党なのである。 ここの本店は、試食とお茶が、限りなくサービスされるし、2階の喫茶室は、フルーツいっぱい、あんこ二種類、アイス二種類がのった、どんぶり入り「大型クリームあんみつ」が、600円ときわめて良心的な値段で、味も合格点なので、寄り道する。
 磐越西線郡山駅を4時45分に出発、5時ちょうどに、磐梯熱海到着、「きらくや」へ。徒歩、2分くらい。駅から旅館までは、温泉公園が続いているが、街灯一つなく、まっくら。

2、チェックイン
 ここの旅館は、いわゆる「ベッド アンド ブッレックファスト」=B&Bシステムである。 したがって、客室係りは、存在しないし、布団も自分で勝手にひく。
 客室は、310号室で、3階のはじで、磐越西線の線路に一番近く、列車が通ると、音が響く部屋である。 10畳以上あり、3人ではかなりひろくゆったりしている。バス、トイレ、洗面所がセパレートになっており申し分ない。
 アメニティは、客室に、ほうじお茶、ともう一種類のお茶のがあり、いずれもティバックで、掃除の手間を減らそうという、オーナーの意志が読みとれる。 それに、こぶちゃがある。この「こぶちゃ」は、塩こぶにお湯をかけるタイプのものだが、これが、けっこういけた。
 客室アメニティは、バスタオル、フェイスタオル、化粧品類、浴衣(サイズ変更は、フロントで行う)など、ひげそりと、シャワーキャップ、綿棒は、フロントにて別に所望してもらう。 しかし、綿棒を頼んで人数も希望本数も聞かずに、「一本」渡すのは、アナクロである。 あきれたので、もっとくれとうタイミングをはずしてしまった。

3、館内
 館内は、至る所、「日本語、英語、中国語、ハングル」の4カ国語併記のNOTESがいっぱいであるが、フロントの語学力は、はっきりいって、となりで聞いていて、びっくりした。 KDDカードが使えないと、アジアの外国のお客さんが、フロントに英語で、訪ねた時はたらい回しにしたうえ、およそ、ブロークンの限りの言い方だった。 ひたすら、「NO」の連発である。館内に、各国語で表記して有れば、最低のことぐらい、はなしてやれば、それを見て相手も期待している。 せめて、敬語とまでは、いわないが、丁寧語・・・普通語・・それが、ほとんど、喧嘩腰の「拒絶」である。あれでは、お客さんが可愛そう。 小生がさすがに、助け船をだそうと、おもったが、「支配人」だったので失礼と思ってやめた。
 そのお客さんは、浴衣のサイズがまったく、あっていない、ひどくみぐるしいツンツンテンであった。 客室の、浴衣のサイズ交換の注意もせめて英語にしておけばいいのに、さらに、目の前で、「ツンツルテン」をみたら、「Can I help you?」は、世界のサービス業の常識ではないか? 魂をいれない、各国語表記は、かえって外国からの貴重なお客さんの評判を落とすことを、知ってほしい。

A、フロント周り
 平日は日帰り客中心とみえて、泊まり客が、形見のせまい雰囲気である。 フロントで、バケットを渡される、そのバケットには、部屋の鍵と、ノートがはいっている。 なんと、おみあげものも、それにいれて、フロントへ出してほしいという、「万引き」の奨励のような、記載である。 セルフサービスを期待なのだろうが、不安になる。 小生も含めて、都会の人間は、十分に危険であることを、知って、土産ものまで、セルフにするのは、勇気がいることを、知らされることにならなければいいのだが・・・

B、風呂
 二つの家族風呂と、大浴場がある。家族風呂は、「木」と「岩」の二種。鍵をフロントで借りる。40分が時間制限。4階からの眺望もいい。 小生家族は、木の風呂を使う。なかなか、風情があっていい。
 大浴場は、サウナ、水風呂、ぬる湯、大浴槽、露天風呂である。 露天風呂は、木製であり、小さい庭が見えて、おちつく。お勧めである。夜、庭の照明に照らされた木々をみながら湯に浸かるのは格別である。

C,食事何処
 8〜9テーブルあったが、実際は、朝食にしか使われないので、夕方はも、予約の数組だけである。閑散としている。

4、食事
 夕食は、小生家族は、磐梯熱海のフラッグ旅館である、「一力」でとった。夜7時「きらくや」とは、夕食に関しては、提携関係にある。 駐車場が満員になる忘年会シーズンでありながら、小生たちが、着席した「料理茶屋 樹庵」は、個室が宿泊客にあてられ、オープンエリアは、小生家族だけという、閑散状態。 施設そのものが、過剰投資なのがよくわかる。「一力」は、改装して立派になったが、設備投資は、かなりの無理をしているのが、よくわかる。 そのぶん、人件費が抑制されると、サービスの低下を招き、それが結局、経営全体の足を引っ張るのだが毎月の銀行返済に追われる経営者には、かえってそれが、わからない。
 料理は、ミニ懐石ということだったが、普通の旅館の13品ものである。「おつくり」「唐板焼き」「先付け」「八寸」「わんもの」「グラスワイン」「こうのもの」「茶碗蒸し」「食事」など。子供の食事はない。 そのかわり、子供のごはんと、汁物は、サービスしてくれた。4800円+税。ミニ懐石といっても、最初から料理は、テーブルでスタンバイ状態のものをたべるので、おもに冷たい。 揚げたものなどは、ちょっといけない。お店と器はきれいなので、まぁ、4800円はしょうがないか・・・他の旅館も提携して、レパートリーが増えれば、また、来たくなるのだが。
 なお、このときの「一力」の仲居の質はひくい。ぶっきらぼうで、接客の態度がだめ。 酒類を頼まない小生家族は、売り上げにならないとおもったのか・・・小生が経営者なら、イエローカードである。
 あとで、フロントから応援に来た、女性スタッフは、熱意が感じられて、合格であった。 ジュースを追加注文したが、350円で、びっくりするほど良心的。
 「一力」は、設備は、合格どろろか、バブルである。人件費の抑制は、どこか行き過ぎがあり、実際の「一力」の経営が大変なのではないかと、危惧する。
 朝食は、館内で、バイキングである。朝7時〜9時、料理の内容は、魚の粕漬け、山菜等の煮物、厚焼き卵、納豆、焼き海苔、ひじき、牛乳、旅館ブランドのゼリー入りヨーグルト、わかめ豆腐のみそ汁、ご飯等である。 パン食はない。パートの女性が対応。
 日帰り客用の広間に、ソファーが設置され、コヒーが食後に飲めるようになっている。 パソコンも、その脇におかれ、インターネットも接続されている。

5、・・・で、思いました。
 インターネットで予約できるシステムになって、1割宿泊客が増えたとの「新聞記事」が館内に張ってあった。 しかも、いままで、福島県内の客が大部分だったのにたいして、インターネットのお客は、県外中心であり、日本中はおろか、アジア各国からも集客しはいるとのことであった。そのとおりであろう。  客室サービス係りを廃止、夕食を実質上、完全予約や冷凍食品中心にすれば、人件費大幅な抑制とと食材費の歩留まりが完璧に近くなる。
 風呂は、自慢するだけあって、ほんとに「よい」のだから、「日帰り温泉」の経営もいいでしょう。 それについては、オーナーの哲学であろうから、小生も、なにもいわないし、悲惨な温泉街の状況を知っているので、「温泉旅館改革」の熱意は、充分にかんじとれる。
 夕食をつくれば、「板前」が、社長や支配人より、「親方」を大事にするし、魚屋や八百屋、肉屋から、そでの下をもらうのを、給料の一部と考える「種族」を雇いたくないのは、よくわかる。 仲居と内務(番頭やパントリー)など、職責があまりに、わかれていて、不経済で、人件費がかさみ、経営を圧迫するのもやくわかる。
 しかしながら、アルバイト中心と思われるフロントの対応は、へたっぴである。「哲学」だけでは、やはり単なるサービスの低下である。 アルバイトさんでも、きちんとフロント業務を掌握した方がいい。ビジネスホテルのアルバイトスタッフのほうが、ずっと、質がいい。要は、経営者の資質と教育である。 朝食のパートのおばちゃんたちのほうが、まだ気が利いている。サービス業の基本をもっと、勉強することが、いちばんだと思う。 それには、ホテルのシステムを勉強しトレーニングしていくことが、「最短」だと、小生は、思う。

6、翌日
 翌日は、磐越西線を会津若松まで60分。猪苗代湖を車窓から眺めながらの旅である。 会津若松は、「鶴が城」「白虎隊」「飯盛山」「会津武家屋敷」「酒蔵」などみるところも多いので観光コースとしては、最適でしょう。
 小生から、会津若松で、一押しの「そば何処」を紹介させてください。

「蕎麦工房 すず勘」0242-32-6777
 会津若松市中央1-3-15 バス停会津若松郵便局前下車1分
 営業時間 午前11時30分〜午後3時
      午後5時30分〜午後11時
 毎週 火曜日 定休 駐車場15台

 石臼で、挽きたての100パーセントそば粉を目の前で、「うち」それを、注文してからゆでで食べさせてくれます。 もと、漆器業だけあって、「器」も会津塗りで、美しく食欲をそそる。

すず勘お平セット 1480円 
 6つの味が楽しめるお得なセット、かにの爪の天ぷら、いくら、とろろ、昆布巻きなどがそれぞれ別の皿でトッピングされて載っている蕎麦です。

ざる天重セット  1480円 昼1080円
 おいしいもりそばに、うれしいミニ天重がついて、さらにお得。この天重、天ぷらもごはんもすこぶる旨い。ほんとにお値打ち。

 ほかに、会津の地酒や、郷土料理もあって、いっぱいやるにも最適。絶対損はない。ちょっとこみますけどね。

7、さらに足を延ばして
 小生家族は、会津若松を後にして、会津線で、「芦の牧温泉」へ電車15分の旅。 そのほかには、「東山温泉」バス20分  ラーメンと蔵の街「喜多方」へ 電車15分。 と、会津若松は、どちらへでるにも便がいい。





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